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2005年3月1日          医療マネジメント学会News Letter            第20号(6)
地方会開催報告
第3回沖縄地方会学術集会
会長:医療法人おもと会大浜第一病院長 石井和博

 第3回医療マネジメント学会沖縄地方会学術集会(世話人:ハートライフ病院 安里哲好院長)は平成16年10月9日に医療法人かりゆし会 ハートライフ病院を会場として県内の医療関係者約150名が参加して開催されま した。台風接近で開催が一時は危惧されましたが、幸いにもコースを外れ、当日は会場内に立ち見が出るほどの盛況で行なわれました。
 今回は特にテーマを設けませんでしたが、特別講演として鹿児島大学医学部の宇都由美子先生に「DPCの実践と病院の変化」というテーマでご講演を頂きました。内容は国立病院の中でDPC対応が出来た数少ない鹿児島大学医学部での実践例の紹介と今後導入する病院に対しての留意事項が大きな柱でした。特に「DPCを病院のマネジメントツールとして活用し、実効を上げるためには、DPC開発の目的を正しく理解し、自院への適応と適正な導入を図ることが重要である」ことを強調されました。今後導入する病院においては大変貴重な講演となったことと思います。
 特別講演後行なわれた一般演題発表では県内でDPCを既に導入した病院からの事例報告をはじめ、17演題の発表が行なわれました。また、第3回目ということで、今回からはクリティカルパスの展示を隣接する会場で平行して行ない、集会開始前後や休憩時間を利用して多くの方が閲覧する事が出来るようにしました。多数の病院から各種様々なクリティカルパスが展示され、これから取組む病院などにとっては他の医療機関の状況が分かり、非常に好評でした。しかし、残念ながらクリティカルパスの展示会場では質疑の時間を設けておらず、見学者からクリティカルパスの内容についての問い合わせが寄せられ、次回開催での取り組み課題として残りました。


会場風景

第2回石川地方会
当番会長:石川県立中央病院小児科部長 久保 実

 第2回医療マネジメント学会石川地方会は平成16年11月6日に石川県立中央病院の久保 実小児科部長の当番会長のもと「信頼される医療を目指して」のテーマで開催されました。 参加者は191名でした。一般演題7題でクリティカルパスの作成と運用に関して3題と褥瘡問題とその対策に関して4題の報告がありました。「クリティカルパスとNST−チーム医療の時代に」と題した特別講演を市立岸和田市民病院の山中英治先生にお願いしました。クリティカルパスの運用におけるNSTの取り込みに関する最近の話題について興味深く示唆に富んだ講演をいただきました。
シンポジウム「病院機能評価受審で変わったこと」と題して3人のシンポジストによるそれぞれの施設の努力と工夫について発表があり、今後受審を計画される施設にとって大変意義のあるテーマでした。
 次回は、平成17年11月12日(土)に公立能登総合病院外科の牛島 聡先生を当番会長として七尾市で開催される予定です。
(文責:石川地方会事務局 高橋 一郎)

会場風景

第4回東北地方会
当番世話人:米沢市立病院名誉院長
山形県立保健医療大学主任教授 日下部 明

 平成16年11月13日、「伝国の杜」(置賜文化ホール&米沢上杉博物館)において医療マネジメント学会第4回東北地方会(世話人、日下部明名誉院長)が開催されました。米沢市立病院(芦川紘一院長)は実行委員として学会運営に携わりました。当日は天候にも恵まれ、東北各地から595名の方々が参加されました。「地域医療連携」をメインテーマに掲げ、特別講演は山形大学医学部長嘉山孝正先生に「地域医療連携と医療の供給体制」の演題名で講演頂き、シンポジウムは「地域医療連携について」と題して東北各地で活躍されている5人のシンポジストに発表して頂きました。一般演題数は口演47題、ポスター発表7題の合計54題でしたが、「クリティカルパス」、「リスクマネジメント」、「感染防御」、「地域医療連携」、「医業経営・組織構造」等多方面にわたる発表がありました。置賜文化ホールを第一会場、上杉博物館大会議場を第二会場とし、いずれも熱心な討議が行われました。晩秋の週末、出席された多くの方々に米沢をアピールする良い機会でもあったと思っております。当院にとって学会運営は初めての経験でしたが、多くの方々から賞賛の言葉を頂戴しました。会が無事に終了し改めて安堵すると共に、関係者の皆様方のご協力に深謝致します。
    (文責:米沢市立病院副院長 岡田昌彦)

会場風景
医療マネジメント学会年会費改定のお知らせ
この度、平成17年度からの正会員年会費につきまして、右記のように改定されます。ご承知おき下さい。