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2005年12月1日                 日本医療マネジメント学会News Letter                 第22号(1)
日本医療マネジメント学会
News Letter
第22号  2005年12月1日発行
発行 日本医療マネジメント学会事務局
〒862-0901 熊本市東町4-11-1
国際保健医療交流センター内
TEL096-360-9099 FAX096-367-9001
E-mail kensyu@silver.ocn.ne.jp


    第8回
日本医療マネジメント学会
  学術総会会長
      高橋 俊毅

(国立病院機構
 横浜医療センター院長)

 この度2006年6月16日(金)、17日(土)の2日間にわたり第8回日本医療マネジメント学会学術総会を、横浜市において開催させていただくことになりました。大変光栄に存じております。
 本学会はクリティカルパス研究会から発展し、現在はクリティカルパスだけではなく、医療の安全管理、医療連携やチーム医療、診療録管理や機能評価、医療の効率化と質、医療訴訟や個人情報保護、ITからNST、ICTさらには卒後教育や人事考課までにと日本の医療界に要求される課題に次々に取り組み、多くの成果を生み、会員数も4,600名を越えるまでに発展してきております。
 基本となるクリティカルパスそのものも従来からの有用性ばかりでなく、予測されるDPC時代でも重要性を増しており、より一層の成果が期待されています。2006年は少子高齢社会と財政経済状況の悪化の時代背景のもとで介護保険(3年)と医療保険(2年)の双方の大改訂時期にあたり現在さまざまな検討が行われています。
 第8回日本医療マネジメント学会学術総会では、改めて基本に戻り、「医療の安全と質」をメインテーマとし、サブテーマを「医療・介護提供体制の改革をめぐって」としてこれまでの課題に加えて、この時期に介護を含む医療界に求められる課題を広く取り上げたいと考えています。改革を推進しておられる厚生労働省松谷有希雄医政局長に「医療改革の方向性について」として、今後の医療のすすむべき道筋について特別講演をしていただきます。また、萩谷順氏には、溢れでる情報社会のなかで医療人はどう生きるかを、「レモンちゃん」こと作家の落合恵子さんには、お母様の介護を通じてのお話をしていただきます。さらに、教育講演として「医療の安全と質」についてのオピニオンリーダーである橋本廸生先生と長谷川敏彦先生に、今、何が問題で、今後どうすすむべきかについてのご提言をお願いいたしております。会員の方は勿論のこと医療現場の多くの方々に参加していただき、基本となるクリティカルパスをはじめ、あらゆる分野での提案や成果を発表討論することが、厳しい時代の中でも、「医療の安全と質」が確保してゆける原動力となることを切に願うものであります。
 会場となるパシフィコ横浜周辺も横浜が開港150周年をひかえ、渋谷から直通のみなとみらい線が開通し、元町、馬車道、山下公園や中華街などもリニューアルされ、活気のある魅力的な街となってきています。学会と共に皆様にはくつろぎ、楽しんでいただけるものと思いますので多くの演題応募とご参加をお願い申し上げます。

・会期:2006年6月16日(金)・17日(土)
・会場:横浜市みなとみらい
      パシフィコ横浜・国立大ホール
・演題登録:2005年12月15日(木)から
           2006年2月28日(火)まで
       (インターネット登録)
・事前参加登録:2006年1月10日(火)から
            2006年6月2日(金)まで
第8回日本医療マネジメント学会学術総会
      プログラム(予定)

◆基調講演
  日本医療マネジメント学会理事長 宮ア久義
◆会長講演
『医療安全の道険し』
  国立病院機構横浜医療センター院長 高橋俊毅
◆特別講演1
『医療改革の方向性について』(仮題)
  厚生労働省医政局長 松谷有希雄
◆特別講演2
『情報化社会を医療人はどう生きるか』(仮題)
 法政大学教授・テレビ朝日コメンテーター 萩谷 順
◆教育講演1
『医療の質を考える』(仮題)
  国立保健医療科学院政策科学部長 長谷川敏彦
◆教育講演2
『次段階の医療安全管理』(仮題)
  横浜市立大学医療安全管理学教授 橋本廸生
◆招待講演
『母に歌う子守唄―私の介護日誌―』(仮題)
  東京家政大学・作家 落合恵子
◆特別パネルディスカッション
  1.病院の医療材料マネジメントを考える
  2.地域連携とクリティカルパス
◆シンポジウム
  1.チーム医療の中での認定・専門看護師
  2.医療と介護の連携
  3.医療保険改訂とNST活動
  4.ICTの新たな展開
  5.あらためて医療安全に求められるもの
◆クリティカルパス総合セミナー
  1.内科系クリティカルパス作成の基本と実際 
  2.バリアンス分析で作るEBM
  3.オーダリングとクリティカルパス
  4.電子カルテにおけるクリティカルパス
  5.DPCとクリティカルパス
  6.看護とクリティカルパス
  7.患者参加型クリティカルパス
◆ランチョンセミナー、モーニングセミナー
◆一般演題 (口演、ポスター)
◆クリティカルパス展示
◆クリティカルパス実践講座(ワークショップ)
◆クリティカルパスライブラリーの
    デモンストレーション