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2002年12月1日          医療マネジメント学会News Letter            第10号(6)
地方会開催報告
第1回島根地方会報告
     会長:国立浜田病院長 佐々木 清博

 第1回 医療マネジメント学会島根地方会は2002年9月21日(土)浜田市石中文化ホールで開催されました。参加施設は34施設(県内26施設、県外8施設)で参加者数は530名におよびました。
 今回のメインテーマは「クリティカルパスの効果的導入と運用」とし、医師・看護師・コメディカルによる6名のシンポジストが発表と討論を行いました。一般演題は18題、展示は52題ありました。
 特別講演は、遠路、医療マネジメント学会理事長の宮崎久義先生にかけつけていただき「クリティカルパスの現状と課題」のタイトルでお話いただきました。島根県ではクリティカルパス未導入の施設も多く、本地方会を皮切りに県下にクリティカルパスを含む医療マネジメントが力強く発展してゆく、そんな予感のする熱気ある大会でした。
次回は2003年9月20日、玉造厚生年金病院(会長:上尾豊ニ院長)主催のもと松江市島根県民会館で開催と決まりました。

会場風景


沖縄地方会活動状況報告
     会長:沖縄県立中部病院長 宮城 征四郎

 平成14年2月に、地方会として承認されてから、地方会開催に向けて理事会を開催し、運営、理事の役割分担、プログラム等について話し合われました。
活動の中心は、去る平成14年10月12日に「おもととよみの杜」で開催されました、第1回沖縄地方会学術集会です。参加者200名、クリティカルパス・リスクマネージメント・その他一般演題で21題、特別講演に野村一俊先生を招いて「クリティカルパスと医療の質向上」というテーマで講演をして頂きました。質疑応答も活発に行われ、非常に中身の濃い学術集会を開催することができました。特に、県内でのクリティカルパス関連学会の開催は、初めてでしたので、意義のある学術集会になったと思います。
 今後の活動予定としては、年1回の地方会学術集会の開催、クリティカルパス等の勉強会開催、マネジメント学会のPR活動、学会ワークショップの誘致活動に力を入れていきたいと思っております。

会場風景



第2回栃木地方会報告
    会長:国立栃木病院長 長谷川 壽彦

 平成14年10月26日(土)に上記栃木地方会を開催いたしましたので、報告いたします。
 参加者は120名でした。栃木県でもようやく多くの病院でクリティカルパスを使用するようになり、実際の使用経験を基にした議論が活発に行われるようになったと感じました。




第2回北海道地方会報告
    事務局:函館五稜郭病院外科科長 貝塚広史

 平成14年10月12日、札幌市のアスティーホールを会場に医療マネジメント学会第2回北海道地方会を開催いたしました。全道各地から200名を超える参加者が詰め掛けました。
 構成は一般演題発表、特別講演、シンポジウムで、会場内に展示ブースも設置しクリティカルパス展示を行いました.  20題の一般演題が行われ、各医療機関で取り組んでいるパスの事例をはじめとして、インフォームドコンセントの充実やチーム医療の推進ツールとしてパスの効果が発表されました。
 特別講演ではNTT東日本関東病院副院長の小西敏郎先生から「電子カルテとクリティカルパスが医療を変える」をテーマに、ITとパスを高次元で統合させることによって、安全で質の高い効率的な医療が提供できることについて講演が行われました。
 また、シンポジウムでは「化学療法パス」をテーマとして、リスクマネジメントの観点から今後増えてていくことが予想される化学療法のパスについて先進的に取り組んでいる医療機関の実際を交えながら活発な意見交換が行われました。
 開催にあたり、世話人の皆様はじめ関係各位のご協力により、無事終了することができました。今後も北海道における医療の発展のため、多くの医療従事者の交流の場としてこの地方会が継続していくことを祈念しまして、第2回北海道地方会の報告といたします。

会場風景


第3回茨城県地方会学術集会報告
学術集会会長:
茨城県立中央病院・茨城県地域がんセンター
             副院長 大倉久直
 医療マネジメント学会茨城県地方会は第3回の学術集会を平成14年11月9日に、つくば国際会議場で開催しました。 特別講演1、パネルデイスカッション1、一般演題45、クリティカルパス展示20の発表があり、看護学生を含む540名の参加者を得て盛会のうちに終了しました。
 従来からの中心テーマであるクリティカルパスとリスクマネジメントに加えて、第3回は「感染対策」をサブ・テーマに選び、我が国の感染症医学のリーダーとしてご活躍中の東京大学大学院感染症内科の木村哲教授に「感染対策 現状と将来」というテーマで特別講演をいただきました。 多職種の参加者にもわかりやすい内容で、最近の事例や最新の知識が紹介されました。 パネルデイスカッション「当院の感染対策」では、先進的に感染対策に取り組んでいる、日立製作所日立総合病院、筑波メデイカルセンター、茨城県立中央病院、筑波記念病院、筑波大学付属病院からの具体的な院内感染対策の発表があり、熱心な討議が行われました。
 今回の学術集会では、初めて地方会総会を開催し、役員紹介、規約改正、会計報告、次年度学術集会予定などが報告され承認されました。 
 なお、平成15年度の第4回学術集会は土浦協同病院の藤原秀臣先生が当番会長として開催される予定です。

会場風景