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2002年9月1日          医療マネジメント学会News Letter            第9号(3)
会場レポート

会場責任者
   京都第一赤十字病院外科部長 栗岡英明

 当初の会場設定は参加人数を2,500人前後と考えて準備したので、事前登録者数が2,000人を超えたあたりから心配でした。第一日目のオープニングである特別講演の際から収容人員2,000人のA会場が満員となりました。500人収容のC会場にテレビ同時中継の用意をしていましたので、A会場に入れない参加者はそちらへ誘導しました。A会場のシンポジウム同時中継はその後も展示会場であるB会場と京都会館のロビーで行いました。各会場とも熱心な参加者で溢れ、再三、座席を追加設営しましたが「医療連携」がテーマのH会場では会場内に参加者が入りきれないほどの盛況でありました。
今学会は予想を超える参加人数となったが会場自体のキャパシティが大きかったため柔軟に対応できました。次回の学術総会では参加人数をさらに多く見込む必要がありそうです。

会場風景


A会場
 京都第一赤十字病院循環器科部長 河野義雄

 第一日目、A会場では岡会長の開会挨拶に引き続き、中坊公平氏による「現代日本の医療を考える」、井部俊子氏による「医療サービス提供組織のあり方」の特別講演が行われましたが、約2,000名収容の会場が満席となる盛況ぶりでした。  次いで、パスとITをテーマとしたシンポジウム、その後、瀬戸山元一氏による「医療連携とIT」のイブニングセミナーが行われましたが、プログラム終了まで会場は多数の参加者の熱気で溢れていました。
 第二日目は会長講演をはさんで3つのシンポジウムが行われましたが、セイフティーマネジメント、医療連携、成果医療といずれも興味深いテーマでのシンポジウムであり熱心なディスカッションが行われました。
両日とおして多数の参加者があり、今学会は盛会のうちに予定のプログラムすべて終了しました。


B会場
  京都第一赤十字病院外科副部長 武藤文隆

 B会場では、クリティカルパス展示、企業展示、書籍販売およびドリンクコーナーを設けました。
 パス展示は第一日目の午前を貼付時間と設定しましたが、特に問題なく準備できました。



クリティカルパス展示

午後より開場となり参加者がデジタルカメラを使用して展示されたパスを熱心に撮影する姿が多く見られました。
 今回、我々も一度は設置の方向で検討したのですが、コピーサービスがあると参加者が便利かと思います。  第二日目はさらに盛況となり、午後2時から3時までの質疑応答の時間には活発な討論が行われ、あらためて参加者のパスに対する注目度の高さを実感しました。1時間の時間設定では短かったように思います。
 また、企業展示・書籍販売ともに盛況であったとの報告でした。とくに書籍販売においてはこの学会に合わせて当院看護部から2冊の書籍を発刊したこともあり、絶えず参加者が書籍販売のコーナーに並んでいたようです。
 本学会を含め、パスをテーマに取り上げる学会においては、パス展示は必要不可欠であり、参加者の注目度も非常に高い。その意味で今回はスペース的に充分広く設定しましたが、結果をみても正しい判断だったと思います。


D会場
   京都第一赤十字病院外科副部長 出口英一

 D会場ではこの学会の原点ともいうべき"クリティカルパスの作成と導入"という主題で2日間にわたり、8つのセッションが組まれ49題の口演演題が発表されました。特に初日は、セッション開始の30分以上も前から次々に聴衆が入られ,口演がはじまる頃には、満席に近く立ち見の方がたくさんおられるほどの"超満員"になってしまいました。急遽、本部に連絡をとり予備のパイプ椅子を運び入れて、なんとか座席を確保することができて、開場係としてもほっとしました。D会場でのセッションは、クリティカルパスの作成過程において、中心となっていろいろ苦労をして工夫を重ねられている一線の看護師さんからの発表が多く、討論も活発で参加された方々にとってたいへん有意義で聴き応えのある内容であったと思います。


質疑風景