第5回学術総会  第4回学術総会  リスクセミナー報告  地方会報告  地方会・セミナー案内
2002年9月1日          医療マネジメント学会News Letter            第9号(2)
第4回医療マネジメント学会学術総会開催報告


    第4回
医療マネジメント学会
  学術総会会長
   岡 隆宏

 (京都第一赤十字病院長)


 去る6月28、29日、第4回医療マネジメント学会学術総会が、全国から総計3,170名の参加者(登録者)を集めて、盛会裡に開催されました。この一年近く、実行委員長の垣田脳神経外科部長と企画調整課を中心に、本院の総力をあげての取り組みが実を結んだもので、総会の準備も運営も"well organized"であったといえます。総会会長として会員の皆様に厚く御礼を申し上げます。
 開催にあたっては三つの心配がありました。まず、演題が集まり沢山の参加者があるかどうか、でした。結果的には、前回の1.5倍以上の301題の一般演題と237種類のパス展示の応募、さらに予期以上に多くの参加者がありました。それは学会理事長の宮崎先生をはじめ役員の先生方のご指導とご支援の賜であり、とくに学会雑誌、ニュースレター、各地で開かれたセミナーを通じての広報活動が大きな力となりました。また、特別講演やシンポジウムの内容など充実したプログラムもよかったと思います。次に財務でしたが、この心配は事前登録者数が2,000名を超えた時点でほぼ解消されました。三つめは梅雨の真っ最中の天候でした。会場群が道路を隔てて分かれていたために、雨を心配したのです。


会場風景
はほとんどありませんでした。
新しい試みとして、郵送以外にインターネットで応募演題を受け付けました。結果として、郵送による応募は15題のみで、残りの286題(95%)はインターネットによる応募でした。今後、学会の演題応募はこの方式が定着することでしょう。なお、応募演題数も事前登録者数も、締め切り日が近づいても一向に増えず、その直前になって急激に増えてほっとしました。準備スタッフにとっては貴重な体験でした。


シンポジウム風景

 マネジメントには"やりくり"という意味もあります。診療報酬がマイナス改定された中で病院が生き残っていくためには、やりくり算段をせざるを得ません。この学会でもありましたように、医療における"やりくり"には数多くの方法・手段があります。これらを積極的に取り入れて、本学会のテーマでもあった"効率的で安心できる医療"を実践しなければなりません。


特別講演1 中坊公平 氏