第5回 医療マネジメント学会 学術総会会長 山内 英生
(国立仙台病院長)
この度、2003年6月13日(金)〜14日(土)、仙台国際センターにおいて第5回医療マネジメント学会学術総会を主催することとなりました。大変光栄に存じております。
クリティカルパスという優れた手法からスタートしたこの学会は年々活性化されており、本年の京都での学術総会には3,000名を超える参加者がありました。専門学会では数千名の参加者は稀ではありませんが、医療学会で僅か4年の間にこれほどの盛況をみた学会はないと思われます。私自身は消化器外科医であり、肝・胆道・膵疾患の外科を専門にしていますが、私の関与する外科系の専門学会での演題や講演において、最近、クリティカルパス、リスクマネージメント、感染症のコントロール、病診連携、治験、電子診療録、DRGと急性期入院医療費一括支払い方式、臨床研修など医療マネジメントに関係の深い話題がしばしば取り上げられ、しかも多くの場合、聴衆は満員となります。
本学会が取り扱う問題は質の高い医療を安全に効率的に実践する上で不可欠であり、わが国で立ち遅れているところでもあるように思われます。現在わが国では社会のあらゆる分野での改革が推進されつつありますが、医療界においても例外ではありません。多数の改革の中でも、このマネジメントの改革は極めて重要と考えられます。急速な本学会に対する関心の高まりがそのことを裏付けていると思います。医療職をはじめ医療に関係するあらゆる職員がともにクリティカルパスの有する意義を真剣に考え、また、他の多くのマネジメント手法を有効に学べる学会でありたいと希望しております。
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学術会議の内容の大枠は下記にお示し致しました。シンポジウム(3題)、パネルディスカション(3題)は基本的に公募(一部指定)と致します。現在詳細な内容を検討しております。一般演題の中より、プレナリーセッション(口演)を採択する予定であります。
本学会のポスターには昨年、開府以来400年を迎えた旧仙台藩主 伊達 正宗公のイラストを示しますが、本学会の会場は旧仙台城の三の丸付近にある、仙台でも最も美しいところにあります。6月中旬の仙台は過ごし易い気候です。会員はじめ多くの関係者のご来仙を心からお待ちいたしております。
テーマ: | 医療改革としての医療マネジメント |
会 期: | 2003年6月13日(金)〜14日(土) |
会 場: | 仙台市国際センター 〒980-0856仙台市青葉区青葉山 |
問い合せ先: | 第5回医療マネジメント学会 学術総会登録事務局
JR東日本企画
〒980-0021 仙台市青葉区中央4-10-3
TEL:022-265-4443 FAX:022-265-0583
E-mail:management@kbi-net.co.jp
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主な内容 |
・クリティカルパス ・医療連携 ・セーフティーマネジメント ・電子診療録 ・医療の質の評価
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招待講演 特別講演 会長講演 教育講演 |
シンポジウム パネルディスカッション 一般演題 プレナリーセッション(口演) クリティカルパス展示
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演題/クリティカルパス展示: インターネット/E-mail申込 申込期間2003年1〜3月(予定) |
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