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   2001年5月18日           医療マネジメント学会News Letter            第4号(4)
−地方会活動報告−
第1回長崎地方会開催レポ−ト
会長:国立長崎医療センター 診療部長 向原茂明
 本地方会は、医療マネジメント学会(理事長熊本病院院長 宮崎久義)の地方会として平成13年2月10日大村市(シーハット、桜ホール)で開催され、長崎県全域から看護婦さんを中心として380名余の参加を得て、開催された。
特別講演は、NTT東日本関東病院看護部長坂本すが氏による「CPの導入を成功させるために」と大分県立看護科学大学助教授の山内豊明先生による「CP:原理・活用・課題」の2題であった。さらに一般演題5題が続き、最後にシンポジウム「CPの導入と実践」が行われ、国立小浜病院、深堀先生、長崎県立成人病センター多




良見病院、西村婦長、当院、中病棟看護婦の徳永友子さん、川棚病院の呼吸器科川上健司先生の5人から、発表が行われ、その後坂本先生も加わり、討議が行われた。
また、CPの展示も行われ、熊本病院からも参加していただいた。全体を通して、今ブームになっているCPについての関心は、非常に高く、熱心な会となった。
第2回医療マネジメント学会長崎地方会は、来年の2月の計画している。 テーマとしては、クリティカルパスに加え、新たに、リスクマネジの分野についても講演等を通じて、研究発表の場としたい。


第1回大分地方会開催レポート
会長:国立大分病院 副院長 室 豊吉
 医療マネジメント学会学術総会に引き続き、各都県において医療マネジメント学会地方会が発足し、昨年には茨城地方会、熊本地方会が、今年に入って東京地方会、長崎地方会が開催されました。そして全国5番目の地方会として、先般2月24日(土)第一回大分地方会が開催されました。
 この大分地方会へ向け、まず平成12年10月12日に県内6病院より、9名の方々に当院へお集まりいただき、世話人会を開催しました。事務局を当院に置き、第一回の当番世話人を著者とし、日時を平成13年2月24日と決め準備に入りました。平成12年12月には、大分県内全病院に演題募集を兼ねたご案内を郵送しました。



2月24日(土)午後1時より、当日は、小雨というあいにくの空模様にもかかわらず、県内各地から、大分駅近くのコンパルホールに212名もの参加で、会は大盛況に始まりました。
 まず著者の開会挨拶の後、今回はサブタイトルを、―アウトカムマネジメントとクリティカルパス―とし、特別講演1は「クリティカルパス:なぜ生まれたか、なにをもたらすか、そして課題はなにか」と題して大分県立看護科学大学助教授 山内豊明先生が、特別講演2は「クリティカルパス導入とその成果」と題して国立熊本病院婦長 安浪小夜子先生が、国立別府病院副院長 狩野 律先生の座長のもと講演されまし
た。次に、一般講演は、当院副看護部長 濱田絹子が座長をつとめ、大分県立病院、大分赤十字病院、国立別府病院および当国立大分病院より、すべてクリティカルパスに関連した計6題の発表がありました。
最後に著者が司会で、「クリティカルパスを巡る諸問題」と題したシンポジウムが行われました。国立熊本病院副院長 木村圭志先生と同院整形外科医長 野村一俊先生の講演後、山内豊明先生と一般講演で発表された大分県立病院 小川三代子婦長に加わっていただき、フロアーの参加者とともに、クリティカルパスについての、熱心かつ活発な討論が交わされました。会場の都合や演者の交通の都合で、時間が午後5時までと限られてはいましたが、充実した内容で、かつ盛会裏に終える事ができ、各施設がクリティカルパスをより認識し、今後より良く活用していくに、意義ある会であったと確信しています。
 今回の参加は看護婦中心のようでしたが、今後は医師を含め全職種が多数参加し、良質な医療、効率よい医療を提供し、より地域医療に貢献するよう、大分地方会を継続していきたいと思っています。
 今回の地方会を開催するにあたり、会場設定や運営など不慣れな点が多く、ご迷惑をおかけしたことを、この稿をお借りしましてお詫び申し上げます。最後に世話人をはじめ関係各位のご努力、ご尽力に心より深謝いたします。