医療マネジメント学会学術総会開催
2000年6月9・10日
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(開会式風景)
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第1回の医療マネジメント学会学術総会が国立熊本病院宮崎院長を会長として去る6月9日、10日の両日熊本県立劇場を会場に開催されました。医療マネジメント学会として第1回の総会でありましたし、学会としての規定、組織、事業等の運営上の取り決めも設定されました。学会理事長として宮崎会長が就任され今後引き続き活動を継続することとなりましたが、医療全般に亘るマネジメント関連の研究発表会として極めて貴重な学会となりました。今回の学会では特別講演5題、基調講演1題、シンポジウム2題、一般講演87題、展示271題と充実した内容でありました。更に公開市民講座「病院感染を考える」では次回会長のNTT東日本関東病院小林寛伊院長の特別講演もあり、参加者は全国から約2,200名、公開市民講座参加者を加えると約3,000名の入場をみました。
医療マネジメント学会は医療現場から問題を提起することに徹し、その問題解決を図るべく、ここに視点を置く現場主義を掲げて今後活動する事になります。その意味で今回の学会は医療に携わる者全てが関心を持つものだったと考えます。学会の内容を簡単に紹介しますと、現在医療は患者中心の医療がより一層求められ、医療の質の向上と共に患者満足度の向上が必要であること、その為には病院はどうあるべきかが問題提起されました。いろんな議論のなかから端的に云えることは入院患者の在院日数短縮が重要であること、そして病院運営の効率化を図って患者満足を得るべく努力が求められていることです。ここにアウトカムマネジメントが必要となりクリティカルパスの導入も必要となってくると云うことです。今後更に医療は地域として医療連携を推進しつつアウトカムマネジメントの充実が求められることと思われました。
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(総括責任者 木村 圭志) |
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TOP NEWS
次期学術総会会長は、
NTT東日本関東病院長 小林寛伊先生に決定しました。
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