第3回香川地方会報告
世話人:香川県立中央病院副院長 桑島 実
3月6日、早春の瀬戸内としては珍しく風雪吹き荒れる中、13時から高松市の香川県県民ホール大会議室で第3回香川地方会を開催いたしました。悪天候にも関わらず、約170名が参加されました。各職種からの一般演題数も17題と多く、クリティカルパス8題、管理2題、感染対策3題、医療安全対策4題と多彩で何れも日常の医療活動にとって大変参考になる内容でした。特別講演は高松市ご出身の武蔵野赤十字病院長 三宅祥三先生に「医療安全の組織横断的な取り組みと教育について」と題し具体的、実践的なお話をしていただき会場から熱心な質問が相次ぎました。来年の第4回地方会は高松市民病院小島章裕副院長を世話人として3月12日、高松市で開催する予定です。
会場風景
第3回神奈川地方会報告
代表世話人:平塚市民病院院長 宮沢直人
第3回地方会は、3月13日に平塚市の中央公民館で開催しました。県内37施設約600人の参加があり、会場はほぼ満席になる盛会でした。第1部は一般演題T. 医療安全管理 U. 医療連携V, W. クリティカルパスで14の演題が発表されました。
第2部はポスターセッションで、4グループ18題のセッションが行われ参加者は興味のあるテーマの周りに集まって意見交換を行いました。特別講演では、NTT東日本関東病院看護部長の坂本すが氏による「パスを使った効果的な記録」と題する講演が行われ、活発な質疑応答が行われました。
(文責:平塚市民病院看護科 喜多見 宏子)
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会場風景
第6回熊本地方会報告
会長:木村圭志
医療マネジメント学会第6回熊本地方会は西日本病院松尾忠明院長が世話人を務められ平成16年3月13日(土)午後1時から5時まで、熊本県立大学の大講堂で開催されました。メインテーマを「クリティカルパスの更なる普及」として一般演題14題、特別講演は1題、そしてシンポジウムに医療安全対策を取り上げて討議され、約300名の参加者がありました。
一般演題では電子カルテの演題やクリティカルパスの有用性を高めるように工夫された演題があり印象的でしたし、熊本大学附属病院から3題の出題があり当地方会が更に活発に展開されるようになりました。シンポジウムはNTT西日本九州病院伊勢紘平院長と熊本大学医学部附属病院高宗和子看護部長の司会で医療安全管理について4病院(国療再春荘病院の森本由美、国療菊池病院の白石弘美、熊本赤十字病院の白木嘉代子、国立熊本病院の辻里美)からリスクマネジャーの立場として発表され具体的対応事例が示されて有意義でした。特別講演では済生会熊本病院脳卒中センター米原敏郎副部長の「地域完結型脳卒中診療体制とクリティカルパス」の講演を西日本病院松尾忠明院長の座長のもとで拝聴しました。熊本地域の優れた脳卒中診療対応は全国的に高い評価を得ている事は承知していましたがその内容を詳細に教示され、このネットワークを構築する中でクリティカルパスを見事に取り入れられた経緯が理解されて極めて有益でありました。
最後に熊本地方会会長から第6回地方会関係各位に謝辞を述べると共に本年6月18,19の両日高松における第6回医療マネジメント学会学術総会と11月のハウステンボスでの第3回九州山口連合大会の案内を致しました。
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