地方会開催報告
|
第2回青森地方会報告
第2回学術集会会長:青森市民病院副院長 西澤諒一
第2回医療マネジメント学会青森地方会は9月29日午後1時から青森市で開催されました。生憎の雨模様ではありましたが、県下全域からの参加者が221名で医療者の関心の大きさを示した学会となりました。
一般演題はリスクマネジメントに関するものが14題、クリティカルパスに関するものが11題の合計25題で各々up-to-dateな内容でした。発表者は医師、看護師、栄養士、薬剤師、放射線技師、事務局長など多彩でした。
特別講演はNTT関東病院副院長小西敏郎先生による「電子カルテとクリティカルパス」という演題でした。青森県内におけるパスの普及に極めて有用な講演でした。終了後たくさんの質疑応答も有り、参会者は全員満足して次年度八戸市で開催される第3回大会までの研鑽を誓い合って解散となりました。
本学会の目的である医療マネジメント手法の開発と普及をはかり、医療向上を目指すというテーマに益するに十分な内容でありました。
会場風景
第4回福岡地方会報告
当番世話人:筑後市立病院副院長 吉田 正
平成16年1月17日(土)10:00〜17:00 第4回福岡地方会が「患者本位の医療をめざして」のテーマで、筑後市の「サザンクス筑後」において約250人の参加を得て盛会裡に開催されました。
一般演題は病院管理2題、クリティカルパス7題、安全管理6題の計15題で、活発な質疑応答が行われました。パス展示は48題でした。ランチョンセミナーでは産業医科大学泌尿器科教授の松本哲朗先生による、「抗菌剤の適性使用とクリティカルパス」と題した講演を行い、なかでも適性使用ガイドラインの紹介と包括医療の関係、さらに在院日数短縮のためのスイッチ療法などは大変興味のあるものでした。
会場風景
|
|
また、九州大学大学院研究院医療システム学教授 信友浩一先生より、特別講演「なぜ患者本位の医療なのか」を講演し、患者が求める医療は何か、患者に納得する説明の必要性、お任せ医療からの脱却を強調されました。
シンポジウムは、「患者本位の医療をめざして」のテーマに基づき、済生会福岡総合病院の岡留健一郎院長、有冨京子看護部長の座長で行ないました。社会保険久留米第一病院:田中真紀先生は「女性外来の開設」、九州大学大学院:田中直美先生「患者満足度の追求するためのアンケートのあり方の研究と実践」、原三信病院:山口秋人先生「急性期病院における患者の安心と満足感をめざして」、国立病院九州医療センター:井口厚司先生「医療安全部の活動と成果」、福岡県メディカルセンター:鍋島史一先生「福岡県医師会に寄せられた医療相談・苦情から見えること」それぞれのシンポジスとの発表の後、テーマに沿って活発で有意義な討議が行なわれました。信友教授は「患者に配慮した信頼に値する安心・納得の解りやすい医療を行なう。患者が医療を理解することが患者を自立させる。これが患者主体の医療である。」と、シンポジウムをまとめられました。
来年の第5回福岡地方会は、済生会福岡総合病院:福田篤志当番世話人のもと開催される予定です。
第3回福井県地方会報告
会長:福井循環器病院院長 大中正光
この日は、この時期特有の荒れ模様の雪。列車の遅れも重なり、開始時刻通り12時50分スタートはしたものの、参加者の方がほぼそろわれたのは、1セッションがスタートし、終了間際の13時30
分過ぎでした。それでも演題が多く、質問や意見も活発にだされ、参加された方にとっては有意義なものであったと確信しております。また、特別講演は、ブラックジャックでご存じの南淵明宏先生をお招きしての会であったため、参加された方の中にはファンの方が多くあっという間の1時間でした。内容もご自身の体験を通して、医療者として真の心を持った対応を含んだご講演でした。今回は石川県の方の2題の演題を含め、数多くの演題を頂き関係者一同うれしい悲鳴の中で取り組みました。また、TQMのシンポジウムを含め、医療マネジメントの一部を多くのかたとともに考える機会が得られたと考えています。今後も、この会を通じ多くのかたがともに医療のマネジメントを考える機会に活用されればと思っています。
次回の当番施設は、福井県立病院です。次期は今回とほぼ同じ時期、日時は決まっておりません。
(文責:福井循環器病院看護部長 森国のり子)
会場風景
|
−国立熊本病院クリティカルパス研究会(公開)−
於:国立熊本病院地域医療研修センター
|
第32回研究会 | 平成16年 4月 21日(水)18:00〜 |
「第15回クリティカルパス実践セミナーin熊本」と同時開催 |
第33回研究会 | 平成16年 7月 21日(水)18:00〜 |
第34回研究会 | 平成16年 9月 15日(水)18:00〜 |
第35回研究会 | 平成16年 12月 15日(水)18:00〜 |
|
|
左記研究会へ参加を希望される方は往復葉書に参加したい研究会の期日と連絡先(勤務先、所属、住所、氏名、TEL、FAX、E-mail)を書いて下記までお申込み下さい。各回先着30名とさせて頂きます。参加費は無料です。
・申込み先
国立熊本病院地域医療研修センター事務局
〒860-0008 熊本市二の丸1番5号
TEL 096-353-3515 FAX 096-352-5025
E-mail mng.kumamoto@deluxe.ocn.ne.jp
|