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   2001年9月1日           医療マネジメント学会News Letter              第5号(2)
第4回医療マネジメント学会開催について

    第4回
医療マネジメント学会
 会長   岡 隆宏

(京都第一赤十字病院長)

 第4回医療マネジメント学会学術総会を京都で開催させていただきますことは、本病院にとりましても、私自身にとりましても大変光栄であります。  医療環境がますます厳しくなる中、安全で安心できる保健・医療の実践と効率的な病院運営は、医療マネジメントに大きく依存しております。本学会はクリティカルパスの研究を中心に発足しましたが、医療マネジメントの内容はこの他にも、医療事故防止、感染制御、電子カルテ、病診連携、健診活動(人間ドック)など多岐にわたります。
今回の総会もパスに加えてこれらのテーマをセッションとして取り上げたいと考えております。いずれのテーマも年々進歩し、実績が積み重なっておりますので、新しい工夫や知見が沢山あることと存じます。是非、多くの皆様の演題応募とご参加をお願い申し上げます。
第4回医療マネジメント学会学術総会案内
会 期2002(平成14)年6月28日(金)・29日(土)
会 場京都会館・京都市勧業館
   (京都市左京区岡崎)
連絡先京都第一赤十字病院 企画調整課内
〒605-0981
京都市東山区本町15丁目749番地
TEL 075-561-1121(代)
FAX 075-561-6308
E-mail:kyotofrc@mba.sphere.ne.jp


地 方 会 活 動 報 告

第1回福岡地方会開催報告    世話人 : 国立病院九州医療センター 副院長 吉田晃治
 医療マネージメントに関しては時代の趨勢として種々報告されているが、特にクリティカルパス(CP)はここ数年全国の病院で爆発的に実施されつつある。CPの導入はチーム医療の実施、医療の質の向上・均一化、医療資源の有効利用、医療業務の改善、患者・家族・医療従事者の満足度向上等のためのツールとして重要です。  2001年5月19日(土)13:00?18:00、本院講堂において医師・看護婦を中心にコ・メディカルの方々約200名の参加をいただき、全国組織である医療マネージメント学会の一環として、福岡地方会(代表世話人 吉田晃治)を開催させていただきました。内容は全国的に最もCP実施が盛んな熊本県のリーダーの一人であります野村一俊先生(国立熊本病院医長)の特別講演「クリティカルパスによるアウトカムマネージメントの実踐」について、シンポジウムは「医療の質向上と経営効率化の

ためのクリティカルパスの役割」(座長 井口厚司・橋本かすみ:国立病院九州医療センター医長・婦長)、一般演題は8題(座長 右田良克・佐々木ひとみ:済生会福岡病院医長・婦長)(座長 納富昌徳・松尾民子:公立八女総合病院副院長・婦長)の司会の下発表され、フロアーと一体となった討論が行われました。第1回の例会でしたが、多くの参加者と活発な討論が行われ、盛会のうちに終了することができましたことは、CPに対する一般病院の関心の高さと重要度の認識を現しているものと考えます。今後本会が益々盛んな会へ発展していくことを期待しております。最後に御参加いただいた多くの方々、そして手作りの会でしたが、御協力いただいた本院の関係職員、特に医長・婦長の皆様方へ紙面を借りて感謝の気持ちを込めて心から御礼申し上げます。