第3回 医療マネジメント学会
会長
小林ェ伊
(NTT東日本関東病院長)
第3回医療マネジメント学会は、2001年6月8日(金)、9日(土)の両日、パシフィコ横浜で開催し、一般演題190題、パス展示200題、シンポジウム4、パネルディスカッション1、会長講演、特別講演、基調講演に加え、サテライトセミナー、モーニングセミナー、5つのランチョンセミナー、機器薬品展示と、幅広く21世紀の医療サービスについて検討し、多くの成果を得ました。参会登録者は1,793名であり、熊本に於ける第2回総会の2,300名には及びませんでしたが、情報の溢れている東京近辺においてこれだけの参会者を得られたのは特記すべきことであり、クリティカルパスを検討する場としてスタートした本学会が、広く医療サービスを考える学会として大きく羽撃いて来たことを物語っています。パスは、パスのみを検討していても患者サービスには直結しません。患者サービス向上に繋がる要素を広範に検討して、その結果を盛り込んだサービスの為のツールとして活用した時に初めてその真価を発揮するものです。
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今回の総会は、多岐にわたる参会者の熱心なご発表とご討論によって、若い学会のエネルギーを爆発させたような熱気を感じました。そして、参会者の皆様方が、夫々のお立場で明日の現場への充電をされたことと確信しております。このように、本総会を盛り上げて下さった司会者、座長、講演者、発表者、参会者、機器薬品展示関係者、そして、会の運営に携わってくれた皆様に心より感謝の意を表します。併せまして、数々の不行届きの点、失礼の点をご寛恕賜わりますようお願い申し上げます。また、一年間にわたり、真摯に総会の準備に当って下さった企画委員、プログラム委員、そして、総力を上げて縁の下の力持ちとなってくれた我が病院の関係各位に深謝いたします。医療マネジメント学会が発展することによって、医療の質と患者サービスの向上に大きく寄与していくことを祈念して、来年の京都での総会に於けます再会を期する次第です。
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