この度2005年6月24日(金)、25日(土)の2日間にわたり第7回医療マネジメント学会学術総会を福岡市において開催させていただくことになりました。大変光栄に存じております。
本学会はクリティカルパス研究会から発展したものですが、現在はクリティカルパスだけではなく、医療の安全管理、患者中心の医療の展開、医療連携など現在の日本が直面している医療の問題全般について広く討論していく場となっております。また2003年4月から特定機能病院に導入されたDPCによってクリティカルパスの整備が医療経営上の焦眉の急務となるに及び、本学会の重要性は益々高まって、会員数も年を追う毎に増加しております。
第7回医療マネジメント学会学術総会は「安全かつ最良最適な医療の提供を目指して」というメインテーマを掲げ、従来のクリティカルパス、医療安全、医療連携に加えて卒後教育、医療訴訟など医療現場のいろいろな問題について取り上げたいと思っております。
特別講演では国際医療福祉大学 谷 修一 学長に「医療制度の課題と展望」、慶應義塾大学経済学部 飯野靖四 教授に現在国民的話題であります「少子高齢社会における年金・医療問題」についての講演をお願いしております。また招待講演としては、作家 夏樹静子氏に「心のミステリー」と題して語っていただく予定です。その他特別パネルディスカッションとして、本学会としては初めてのテーマになりますが、杉町圭蔵氏、柳下公一氏、長谷川敏彦氏の御三名に「病院における人事考課」について忌憚のない討論をしていただく予定にしております。
その他クリティカルパスのすべてが理解出来るクリティカルパス総合講座(基礎からDPC対応の応用編まで4題)、新しいチーム医療と題するパネルディスカッション2題(ICTならびにNST関連)、看護教育、診療録管理、医療安全管理に関するシンポジウム3題、医療安全管理や医療制度、病院機能評価などに関する教育講演(ランチョンセミナー)8題を予定しております。
もちろん例年どおり一般演題(口演)、ポスター示説、クリティカルパス展示も多数採用しておりますし、医療機器展示、図書の展示販売も予定しております。また会場のサンパレスと福岡国際会議場は廊下で連結されており、雨天時の移動にも問題がありませんのでご安心ください。皆様のご来福を心からお待ち申し上げております。 |