第10回クリティカルパス実践セミナーin熊本報告
−クリティカルパスの概念・必要性の理解と 作成活用能力の向上−
東北大学医学部附属病院副看護部長 齋藤カツ子
7月中旬の梅雨の晴れ間に熊本市で開催されたクリティカルパス大会と研修会で、クリティカルパスの風は西高東低で各施設とも誰か本気になる数人がいて組織化されて出来上がっていく様子が実感できました。
何処も似たような問題点に遭遇しながらチームで解決に向かって取り組んでいる発展途上であるとも感じました。今回のGet部分として
1.アウトカム志向で評価とチームアプローチがしやすく、記録としても活用可能,
2.実践する各医療スタッフ間の連携とクリティカルパス使用目的の共有化の必要性,
3.フォーマットオールインワンパスや連携パス等の使用による適応疾患の増加の可能性,
4.バリアンスの定義づけや分析,
等で各資料を参考に当院の実用クリティカルパスの見直しと眠っているクリティカルパスの利用ができそうな気分で帰院しました。有意義な企画に感謝致します。
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第11回クリティカルパス実践セミナーin東京報告
−クリティカルパスの概念・必要性の理解と 作成活用能力の向上−
国立病院東京医療センター診療部長 青木 誠
セミナー当日は、開始約2時間前から宮崎理事長をはじめ学会本部からの方々が待機され、85名の一般参加者も揃い、グループワークに向けての頭の準備体操ともいえる講演が始まりました。クリティカルパス作成ソフトが配布されて使用法が解説され、意見交換会場へと場所を変えましたが、グループ毎に分かれて着席し、作成クリティカルパスのテーマと役割分担を決めるなど、既に、グループワークの始まりでした。
2日目は、1日目の講義で勧められた手順通りに、達成目標、関連項目を巡っての活発な討議から開始され、3時間後に行われた発表会では、もう少しの検討で使用可能に近いクリティカルパスが多く発表され、参加者にとって実り多いセミナーであったと思われました。
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