ご挨拶
テーマ:新しい医療連携構築への展開 ―医療・保健・福祉の地域活性化を目指して―
第11回日本医療マネジメント学会学術総会 会長 米倉正大
(独立行政法人国立病院機構 長崎医療センター 院長)
このたび、第11回日本医療マネジメント学会学術総会を2009年6月12日(金)、13日(土)の2日間にわたり西洋医学発祥の地長崎で、開催させていただくことになりました。
本学会学術総会は2000年に第1回の学術総会が宮普@久義理事長を会長に熊本で開催されてより、10年の節目を通過し、学会のさらなる発展をめざす一里塚になる学術総会にすべく、運営委員会一同鋭意その準備を進めているところであります。また、会長として、その責任の大きさに身の引き締まる思いとともに、光栄に存じております。
さて、本学会は、発足以来、一貫して、医療の現場に視点を置いた、種々の問題点や課題を的確にとらえ、情報発信してきました。当初まだ普及していなかった、「クリティカルパス」の有用性を広く医療界に広めたのは、大きな成果と考えます。その後も、「医療安全」「地域連携」「医療・看護の質」といったテーマに取り組み、実践的な成果を挙げてきました。これも、理事長はじめ、これまでの会長の先見の明に立脚した企画運営と、学会員各位の多忙な業務の中での地道な研究や創意工夫の成果であると思います。
今回、「新しい医療連携構築への展開―医療・保健・福祉の地域活性化を目指して―」をメインテーマとして、クリティカルパスや医療安全、地域連携などの基本テーマの他、国が進めている、医療構造改革のなか、安心安全な医療の提供や医療の質の向上と効率化について、情報発信していく予定です。
また、全国的に問題が顕著化しています地域医療崩壊や医師不足、看護職の労働環境や業務の見直し、専門看護師への取り組みなど、山積する現場の課題を中心に特別講演や、教育講演を予定しております。
また、テレビやマスコミで、ご活躍の草野仁氏による、健康に関する特別講演や、長崎を満喫していただけるような紫陽花が満開のグラバー園でのナイトパーティーや遊覧船での夜景クル−ズなど、観光県長崎を楽しんでいただけるような「おもてなしの心」企画を多数用意して皆様のおいでを心よりお待ちしております。