<事例報告>
救急科ソーシャルワーカーチーム創設による平均在院日数の短縮への取り組み−OODAループを用いたケース管理システムの構築について−

原 一正

SUBARU健康保険組合 太田記念病院 地域医療連携課

【要旨】
 SUBARU健康保険組合太田記念病院は救命救急センターを有する地域の基幹病院であり、救急科の退院支援の機能強化を目的に2019年4月より救急科専従のソーシャルワーカーを2名配置し、チームとして救急科の退院支援を行っている。チーム創設前の体制では救急科の退院支援需要に対応できず、平均在院日数が伸び続け救命救急センターの運営に支障を来していた。そのため、チーム創設にあたり救急科と相談を重ねた結果、ソーシャルワーカーが退院支援のケース管理を行うことを前提に、新たにシステムの構築を行うこととなった。システムの構築においては通常業務を行いながらの急務であったことから、フレームワークとしてOODAループの手法を用いて行った。結果、短期間でシステムが完成し、量的データから業務効率の向上を認め、平均在院日数の短縮や入院件数の増加が認められた。