『早食い』についての認識

山内豊明1) 高木美智子2) 藤内美保3)

1)名古屋大学 2)湯布院保健所 3)大分県立看護科学大学

【要旨】
 肥満などとの関連から、『早食い』は改善すべき食習慣の1つとされており、日常的に使用されていながら、その明確な定義はない。
 今回食べ方にっいてのイメージを聞き取り調査した。『早食い』にっいては、48%がr全体の食写時間が短い」としその具体的な食事時間を2〜20分と、44%がr一口あたりの咀囑回数が少ない」としその具体的な咀囑回数を2〜30回、と回答していた。また『ゆっくりよく噛んで食べる』にっいては、34%がr全体の食事時間が長い」としその具体的な食事時間を15分〜1時間と、64%が「一口あ大りの咀曉回数が多い」としその具体的な咀囑回数を10〜100回、と回答していた。一方で具体的に吐囑回数や時間を聞いても「思いっかない」と回答した者もいた。
 この結果、単に食事時間や一口あたりの咀囑回数だけをイメージするとは限らないことが明らかになり、食べ方の指導時には対象者の認識のアセスメントが不可欠であると考えられた。