イザイ―医材　第30号 　監修：日本医療マネジメント学会医療資材検討委員会 　発行日：2016年9月30日　A4判　 　1部1,600円（本体1,524円）　年間購読（4冊）6,400円（税、送料込み） 　以下より直接お申し込みいただけます： 　http://www.shinoharashinsha.co.jp/izai/IZAI.htm 　株式会社篠原出版新社 〒113-0034　東京都文京区湯島2-4-9　ＭＤビル TEL：03-3816-8356　FAX：03-3816-5314 E-MAIL:info@shinoharashinsha.co.jp WEBSITE：http://www.shinoharashinsha.co.jp/ 　 　日常の医療現場で使用される多くの医療材料は、保健請求が出来ず、医療材料コストの削減は、病院経営に重要な役割を持っている。 　一方、医療材料の質向上は、良質な医療を行うために不可欠であり、医療材料の質とコストを如何に評価するかは今後の大きな課題である。これらを解決していくためには、メーカーから提供される情報だけでなく医療現場の医療材用の質の評価が必要である。 　また、コスト削減に当たっては、経理のみでなく医療材料の専門知識がなければ、現場の医療従事者、特に医師との検討を十分に行うことは不可能である。医療材料に精通した人材の育成も急務である。 　今般、日本医療マネジメント学会では、医療材料検討委員会を新たに設け、医療材料に関する検討を行うとともに医療現場からの情報発信を行うことになった。学会活動を通して医療従事者の医療材料への関心が高まり、質とコストの調和の取れた医療材料の使用と製品の開発・改良に繋がることを期待している。 【イザイ医材：第３０号目次】 ＜特集：地域包括ケアシステムにおける医療資材管理＞ ◎第18回日本医療マネジメント学会学術総会報告 　シンポジウム4「地域包括ケアシステムにおける医療資材管理」 　・開業医の立場から見た地域包括ケアシステム 　・急性期病院から在宅への課題 　・新宿区の特徴と神楽坂訪問看護ステ―ション 　・流通側から見た提供体制の変革 　・活発なパネルディスカッション ＜トップインタビュー第30回＞ 　匠から企業へ 　　　　　　　株式会社田中医科器械製作所　代表取締役　田中一嘉氏 　創業100周年の老舗、医科器械製作所／本郷の医療器械メーカーの下請けとして発達／輸入品に押されて会社数は減少／時代の流れに沿ったトップの決断が必要／今でも一人の職人として／整形外科という特殊な領域／販売は分野、地域を限定／規模の拡大と悩み／整形外科の特殊性と効率の悪さ／医師の労働環境に合わせる／用途が広がる鉗子の世界／全国に広がる技術者ネットワーク／新製品の開発を推進する ＜連　載＞ ◎製品分野別、医療材料の整理 　　購買実務担当者が知っておくべき医療材料の知識 　　〜戦略的物品選択を目指して〜 　　第7回　脳血管内治療材料編（塞栓用コイルなど） 芦田　弘毅 　　　●第1章　脳卒中におけるくも膜下出血と脳動脈瘤治療の整理 　　　　　脳動脈瘤とくも膜下出血とは／脳動脈瘤に対する2種類の治療 　　　　　クリッピング法とコイル塞栓術　 　　　　　　　�@開頭手術（クリップ術）の概要 　　　　　　　�A脳血管内治療（コイル塞栓術）の概要 　　　●第2章　脳血管内治療と使用する医療材料 　　　　　脳血管内治療で用いられる医療機器 　　　　　　　�@塞栓用コイル、 　　　　　　　�Aシースイントロデューサー、 　　　　　　　�Bガイドカテーテル（ガイディングカテーテル）、 　　　　　　　�Cマイクロガイドワイヤー、 　　　　　　　�Dマイクロカテーテル、 　　　　　　　�Eアシストバルーンカテーテル、 　　　　　　　�Fアシストステント（頭蓋内ステント） 　　　●第3章　コイル塞栓術の詳細 　　　　　コイル塞栓術手技の概略／コイルの選択とラインアップ 　　　●第4章　塞栓用コイルの各社製品ラインアップ 　　　●特別トピック 　　　　　　　�@脳動脈瘤治療法の新しい選択肢！　フローダイバーター 　　　　　　　�Aその他の脳血管内治療用機器 　　　●特別エッセイ：医療機器今昔物語 ◎Dr.武藤のイザイ安全講座 Vol.30　インスリン注射事故　武藤　正樹 ◎医療材料に関する行政・中医協の動き　ウォッチング30　牧　潤二 　　　 ＜TOPICS＞ ◎第18回日本医療マネジメント学会学術総会in福岡　学術総会印象記 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　編集部 　　力強い挨拶が続いた開会式／発展する学会の現状を紹介した基調講演／学会総会、会務報告／熊本地震の緊急報告会／高い関心を集めたシンポジウム10「医療事故調査制度」／満員の聴衆を惹きつけた特別講演3／ランチョンセミナー1 大喜利から学ぶ！明るい病院をつくる笑撃思考『どないやねん力』（提供：ニプロ） 　◎一般社団法人日本医療機器ネットワーク協会（＠MD-Net）定時社員総会開催 ＜報道発表＞ 　●開腹手術向けデバイスを新発売（2016年5月19日） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　オリンパス株式会社 　● Trumpf Medical 社製外科用手術寝台対応ハイブリッド手術室 　　（HybridOR）販売開始（2016年5月25日） 　　　　　　　　　株式会社フィリップス エレクトロニクスジャパン 　●血糖自己測定器「ニプロケアファストR R」販売開始のお知らせ 　（2016年6月1日）　　　　　　　　　　　　　　　　ニプロ株式会社 　●新基準「ガイドライン2015」に対応するAED（2016年6月17日） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　日本ライフライン株式会社 　●メディアス　手術室情報管理システム「MORISS（モリス）」 　（2016年6月30日）　　　　　メディアスホールディングス株式会社 　●新世代電気手術器「Valleylab FT10エネルギープラットフォーム」 　　を全国で販売開始（2016年7月1日） 　　　　　　　　　　　　　　　　コヴィディエン　ジャパン株式会社 　●条件付きMRI対応ペースメーカ、植込み型除細動器（ICD）、 　　両室ペーシング機能付き植込み型除細動器（CRT-D）のすべてで 　　1.5及び3テスラMRI全身撮像に対応（2016年7月4日） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　日本メドトロニック株式会社 　●PCIの適応判断に用いる「コメットプレッシャーガイドワイヤ」を 　　発売（2016年7月13日） 　　　　　　　　　　　　　ボストン・サイエンティフィック株式会社 　●内視鏡のトレーニングセンターをタイに設立（2016年7月21日） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　オリンパス株式会社 　●透析治療における「電子カルテ一体型サービス」提供を開始 　（2016年8月1日）　　　　　　　　　　　　　　　　ニプロ株式会社 　●J-3D金属3Dプリンターで日本初の「カスタムメイド人工股関節」 　　を開発開始（2016年8月2日）　　　　　　　　　　株式会社J・3D 　●愛知県愛西市にて新物流センターを竣工（2016年8月8日） 　　　　　　　　　　　　　　　　メドライン・ジャパン合同会社 ＜奥付／編集後記＞ 学会監修書籍一覧へ戻る