がん地域連携クリティカルパス
〜がん医療連携とコーディネート機能〜
 監修:日本医療マネジメント学会
 発行:2010年5月 判型:B5 ページ数:220
 4200円(税込み)
 以下より直接お申し込みいただけます:
 http://www.jiho.co.jp/shop/goods/goods.asp?goods=40821
 株式会社じほう  
第1章 がん医療における政策と方向性
1 わが国のがん対策の歩みと課題
   1.「がん」の現状
   2.がん対策の経緯
   3.第3次対がん10カ年総合戦略とがん対策推進アクションプラン2005
   4.がん対策基本法
   5.がん対策推進基本計画
   6.がん対策基本法における分野別施策と目標設定等
   7.今後のがん対策の推進と課題
2 がん対策基本法とがん地域連携クリティカルパス
     はじめに
   1.先進各国のがん対策とがん死亡率
   2.がん対策基本法
   3.施設や地域でばらつくがん医療の成績
   4.標準治療普及の地域格差
   5.地域がん診療連携拠点病院
   6.地域連携クリティカルパス
   7.がん地域連携クリティカルパス
     おわりに
3 がん患者家族が求めるがん地域連携への視点
     はじめに
   1.患者・家族の意識調査から
   2.3つの事例から−情報とコミュニケーションについて−
   3.患者・家族が望む連携のために
     おわりに
4 2010年診療報酬改定とがん地域連携クリティカルパス
     はじめに
   1.診療報酬改定の基本方針
   2.地域医療連携クリティカルパス
   3.地域連携パスの施設拡大
   4.地域連携クリティカルパスと疾病拡大
   5.2010年診療報酬改定とがん地域連携クリティカルパス
   6.谷水班のがん地域連携クリティカルパス
     おわりに

第2章 がん診療ネットワーク構築
1 5大がん地域連携クリティカルパスとコーディネート機能の必要性
     はじめに
   1.がんの地域連携クリティカルパスが求められた背景
   2.5大がんの地域連携クリティカルパスモデル開発研究の基本方針
   3.地域連携クリティカルパスが掲げる医療体制と現実の医療との乖離
   4.地域連携クリティカルパスを稼働させるために必要な3つの視点
   5.求められる連携コーディネート機能
   6.四国がんセンターが計画する医療連携・研修センター
     おわりに
2 診療所の立場から
     はじめに
   1.がん診療の流れと開業医の役割
   2.診療所から見たがん診療地域連携パス
   3.在宅医療
   4.地域連携ICTシステム
     おわりに
3 都道府県がん地域連携拠点病院の活動−東京都
     はじめに
   1.がん診療に求められる医療連携
   2.なぜ,がん診療に共同診療・循環型医療連携が必要か?
   3.地域連携クリティカルパス
   4.東京の地域連携クリティカルパス
   5.今後の課題
     おわりに
4 都道府県がん診療連携拠点病院の活動−大阪府
   1.大阪府の統一型がん診療連携パス作成の経緯
   2.大阪府のがん地域連携クリティカルパス作成
   3.連携ネットワーク構築
   4.がん地域連携クリティカルパスの試行
   5.今後の課題−大阪府は全国に先駆け統一型連携パスのお手本を
   6.地域連携パスによるがん診療体制のアウトカム評価と検証
     おわりに
5 医師会の活動−神奈川県横須賀市医師会,東京都板橋区医師会
   1.横須賀市医師会−医師会・公的4病院医療連携協議会
   2.東京都板橋区医師会−保健・医療・福祉(介護)一体型地域連携クリティカルパス
   3.地区医師会と複数の中核病院で共同運用する地域連携クリティカルパスの運用システムの特徴

第3章 がん地域連携クリティカルパスの実際
1 胃 が ん   
     はじめに
     胃がん術後の実態
     おわりに
2 大腸がん
     はじめに
   1.地域連携クリティカルパスとは
   2.大腸がん地域連携クリティカルパスの作成
   3.連携ネットワークの構築
   4.病診連携の実際
   5.病診連携の課題
     おわりに
3 乳 が ん
   1.急がれる地域連携クリティカルパスの作成と地域連携協力体制の構築
   2.原発性乳がんの術後補助療法
   3.谷水班での地域連携クリティカルパスの定義と作成方針
   4.当科で作成した乳がん地域連携クリティカルパスの実例
   5.愛媛県における地域連携クリティカルパスの共同開発体制
   6.乳がん地域連携クリティカルパスの効果と運用上の問題点
   7.連携コーディネーターの重要性
   8.地域連携クリティカルパスおよび谷水班研究の今後の展開
     おわりに
4 肺 が ん
     はじめに
   1.がん地域連携クリティカルパスの本義は何か
   2.肺がん術後連携クリティカルパスの適応
   3.肺がん術後連携クリティカルパスの実際
   4.肺がん緩和連携クリティカルパス
   5.徳島県での導入事例
     おわりに
5 肝 が ん
     はじめに
   1.わが国における肝がんの特徴
   2.肝炎ウイルス検診と医療連携
   3.肝炎ウイルス検診から学んだことと医療連携クリティカルパスの必要性
   4.肝がんにおける医療連携クリティカルパスの実際
   5.地域一体となった医療連携システムの構築
   6.肝がん・肝疾患クリティカルパスの今後の展望
     おわりに
6 前立腺がん
     はじめに
   1.医療連携は誰のためにあるのか?
   2.医療連携を行うのに必要なこと
   3.前立腺がんの特徴
   4.前立腺がんが連携に適している理由
   5.対象となる疾患(病態)
   6.連携システムのパターン
   7.筆者の関わった連携
   8.作成したクリティカルパス
   9.運用に向けての準備
   10.運用実績と問題点
   11.今後の展望
7 緩和ケア領域のあるべき地域連携の方向性と緩和ケア地域連携クリティカルパスの考え方
     はじめに
   1.緩和ケアと地域連携パスの整合性
   2.緩和ケア領域の地域パスの方向性
   3.在宅緩和ケアの現状
   4.がん性疼痛治療の重要性
   5.がん性疼痛治療に関するクリティカルパス
   6.当市域における地域緩和医療連携の取り組み
   7.地域連携に対するバリア
   8.がん手帳
   9.がん性疼痛に対する地域連携クリティカルパスの取り組み
   10.緩和ケアホットラインの設置
   11.退院前ケアカンファレンスの開催
   12.在宅移行後の再入院制度の導入
     おわりに
8 がん疾患地域ITネットワークと電子地域連携クリティカルパス
     はじめに
   1.「あじさいネット」と地域連携クリティカルパス
   2.長崎県での地域連携ネットワーク構築の取り組み
     おわりに

学会監修書籍一覧へ戻る