医療安全 2号
 監修:医療マネジメント学会
 編集:医療安全委員会−委員長 坂本すが
 発行日:2004年12月 判型:A4変形 ページ数:100
 1部1,995円(税込) 年間購読(4冊)7,980円(税込・送料とも)
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 IT活用で医療安全の向上を図る
 医療のIT化で何が変わるか――医療の質向上のために、様々な面でITの活用が推進されているが、リスクマネジメントという視点からITにどのような期待ができるのだろうか。安全対策としてのIT効果を整理したうえで、規模や特徴の異なる事例病院がそれぞれどのような期待をもってITを活用しているかをレポートする。

【創刊号目次】
◆特集 IT活用で医療安全の向上を図る
 ◇第1部
  医療安全に果たすITの役割
    大江和彦(東京大学医学部附属病院 企画情報運営部教授)
 ◇第2部 事例病院にみるITと医療安全
  ・看護の経験と科学が生きた病院統合情報システム
    聖路加国際病院
    ・ITによるエビデンスデータを次の事故対策に生かす
    千葉県立東金病院
  ・安全対策こそが情報システムの目的−徹底したバーコード管理と安全教育
    国立成育医療センター
  ・患者参画による取り違え防止システム―「かくにんくん」の活用
    三井記念病院
 ◇展望
  ユビキタス時代のITと医療安全
    津村 宏(NTTサービスインテグレーション基盤研究所)
◆講座
 1.療養環境の安全確保 ―人的努力から物的対策へ
   三宅祥三(武蔵野赤十字病院院長)
 2.個人情報のリスクマネジメント
   武藤正樹(国立病院機構 長野病院副院長)
◆シリーズ
 1.リスクマネジャーを育てよう
   楠本万里子(日本看護協会)
 2.これだけは知ってほしい薬のリスク
   依田啓司(国際親善病院薬剤部長)
 3.専門職の視点
   村山隆紀(自治医科大学附属大宮医療センター麻酔科・集中治療部)
 4.インシデント・リポートの書き方1・2・3
   前田初子(国立病院機構 南九州病院医療安全管理室)
 5.メーカーとともに創り上げる医療安全へ
   張 高明(新潟県立がんセンター新潟病院内科部長)
 6.Monthlyリスクマネジャー
   池田久美子 氏
   (国立病院機構 長野病院 専任リスクマネジャー)
◆トピック
 医療過誤と法的責任 ― 被害者は何を望む?
   堀康司 氏(医療事故情報センター・弁護士) 
◆海外情報
 1.日米医学医療交流財団 看護セミナーより
   リスクマネジメントにおけるヘルスインフォマティクス的思考
   青木則明 氏(テキサス大学健康情報科学大学院)
 2.医療者と患者の安全パートナーシップ
   和田ちひろ 氏(いいなステーション代表)
◆法律セミナー
 医事紛争マネジメント
   メディエーションと医療コンフリクト・マネジメント・ラダー
   和田仁孝 氏(早稲田大学大学院法務研究科教授)
   中西淑美 氏(九州大学大学院医学府博士課程)
◆リレー・エッセー
 リスクマネジャーの本音
   餅田敬司 氏(滋賀医科大学医学部附属病院
   統括リスクマネジャー・医療安全管理部副部長/副看護部長)
◆New 安全研究最前線
 1.診療録レビューにより有害事象を把握する試み
   〜看護師によるスクリーニングに焦点をあてて〜
   吉原恵、小林美亜、戸塚智子、高田亜紀、池田俊也、堺秀人 
 2.医療安全委員会から 
  「医療安全道半ば」-2004年リスクマネジメントセミナーより-
    坂本すが(医療安全委員会委員長)

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